雨やどり


管理人室 -- 日記 -- 2023/06
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2023/06/30 日記予告
2023/06/23 謎の決意
2023/06/05 op.118

2023/06/30 日記予告

最近考えていること。時間がかかることについて。あるいは、繰り返すことによって熟成するということ。日記に書こうと思っているが、体調がいまいち(なぜか声が出なくなってしまった。念のため検査したけれど、はやり病の類ではなかった)なので、今はできる限りの時間を寝ることに充てます。近々書きます。という予告だけして、6月はおしまい。殺人予告、みたいな感じで日記予告でした。

2023/06/23 謎の決意

何かを決意した。と思う。何を決意したのか、自分でもわからないけれど、何かを強く決意した。その心持であれこれやっている。何をやっているのかもよくわからない。とにかくあれこれやっていて、なんだか疲れている。しかし、このよくわからない決意の存在をなくさないためだ。
何ら変わっていないと思う。誰かがわたしを見つけるとき、前と何も変わらない、ここにいるだけのわたしがいる。この決意はきっと、日常なのだ。わたしは日常をやっている。しばらくはそうである予感がする。どこへ行っても、何をしても、誰と会っても。そこに誰かの非日常があることも、わたしにとっては日常になる。
謎の決意は、何なのかもよくわからないのに、強いことだけはわかる。この強さが厄介を引き起こすかもしれない。そのときは、わたしの正体を思い出そう。ニャーと鳴くカラス

2023/06/05 op.118

ハイドン、また人前で弾くことあるんだろうか。もうないかもしれない。今回も、この曲を弾きたいというよりは、久々に古典派やっとくか→ハイドンあんまりやってないからやってみよう→コンクールの課題曲になっているようなのを選ぼう(勉強になるから)、と選んだ曲だった。弾いてみて、細やかなところまで気が付く人だったんだなとわかったし、そういうところが好きだと思えた。今回弾いたHob.XVI:49は、2楽章がとても美しいし3楽章は有名なので、どこかでできたらいい気もするが、まぁたぶん弾かない。
これでようやくフォーレに向き合える。キラキラしている。あまりに眩しいから、ブラームスも同時に弾いている。晩年のピアノ小品はどれもあまりにブラームスだ。愛している。個人的に思い入れのあるop.118「6つの小品」を最近また弾き返したりしていた。第6曲目だけ新しくさらっていたのだけれど、1曲目から続けて弾くとすごい。6曲目冒頭のsotto voce(ささやくように)の弾き方が見つかった。
ところで、この曲の作曲年と各曲のタイトルが左胸に小さく並んだTシャツを少し前に見つけて買った。このTシャツを見てブラームスのop.118だと気づく人はそうはいないだろうな。いたら感激。今日それを着た。密かにブラームスを胸に抱いて生活した。そして、この曲を弾いた。最愛の人をその孤独ごと愛している。定めたり見つけようとしたりしないから孤独なのだろうな。

タグ: J.B 

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