絵本。お話を作ったひとは岡田淳さんで、絵を描いたひとは岡田淳さん、だ。
しあわせ
なんという、しあわせに溢れた本。ネコはふわふわだし、クラリネットの音はどこまでも響いていく。しあわせや希望に満ちている。家がこわれた朝の、ふたり(1人と1匹)の笑顔がたまらない。
もうひとりのぼく
お話を作った岡田淳さんと絵を描いた岡田淳さんは、おたがいを「もうひとりのぼく」と呼び合う。『もうひとりのぼくも、ぼく』や『選ばなかった冒険』のフクロハリネズミと兵士のことを思い出す。
「何かに出会って自分の夢が実現すること」。それが巡ってこの本ができたというのだ。本でも、ひとでも、街でも、音楽でも、ほかのどんなことにも、出会って、影響を受けていけたらいいなと思った。
2020/01/04
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