雨やどり


管理人室 -- 日記 -- 2021/11
一覧
2021/11/26 アドベント初日イブイブ
2021/11/24 修行
2021/11/23 ぷち
2021/11/15 エビパワー
2021/11/11 わたしだ
2021/11/05 秋

2021/11/26 アドベント初日イブイブ

今年のアドベントは明後日11月28日(日)からですよ。日曜日の晩、クリスマスツリーをだそう。飾りつけをして明かりをともす。そうしたら、大好きなわたしのクリスマスが始まる。今年もまたじぶんのためにピアノを弾けたらいいなと思っています。旧館のお知らせページでお知らせしています。これも明後日くらいから練習を始めよう。
ついでにしばらく鍵をかけていた部屋ものぞきに行って、しばらくの間は開けたままにしておくことにしました。今のうちに遊びに来てね。そのうちまた閉めると思います。

2021/11/24 修行

昨日から、山奥で魔女修行をしてまいりました。15時過ぎから散歩。人の歩く道をそれて、落葉松の林に入る。苔の生えた涸れ川にかかる丸太の橋を渡り、膝まで落ち葉に埋もれながら歩く。いよいよ進めなくなり、来た道を戻る。温泉に入ってゆっくり夜ごはんを食べてまた温泉に入って、ふたたび少しだけ外を歩いた。ちらちらと雪が舞いはじめていて、しかし暗くて目には見えず、上を向くと頬にあたるのが少しだけ分かった。本を読んで寝る。朝早く起きて温泉に入って散歩。相変わらずちらちらと舞う雪が今度は目にも見え、うっすらと積もっている。まだ誰も足を踏み入れていない雪を、気づかれないようにそっと踏んで歩いた。朝ごはんを食べて下山。9時過ぎには戻って仕事。
この山奥での修行の最中も、普段と変わらない心持ちでいられたことは今の私にとって大きかった。モンゴメリの『アンの愛情』の中で、アンは、小学校時代からの友人ルビーが若くして死にゆく姿に、心から同情しつつも、ああはなるまいと決心する。ルビーの馴れ親しんだものへの未練と死への恐怖を見て、彼女のこれまでの生活にはこの大きな変化に適応できるものはない、とひとり歩きながら考えるのである。その場面を思い出した。
私とて、山へ行こうと街にいようと、いつでもどこでも、同じ心持ちが通用するようでなくてはならない。知らない場所や時間に適用できないような心持ちは、仮に或る瞬間がどんなに輝いていようと、本当によいものとは言えないのではなかろうか。また、知らない場所や時間に対して恐怖心しか抱けない心持ちならば、今ある生活もよくないということではなかろうか。変わらぬ心持ちでいるということは、自分が変わらないことを言うのではない。本当に美しいものならば、どこへ行こうがどんな形になろうが美しいはずである。落葉松はとても美しい姿をしていた。
結局、いつどこにいても修行をしているのであって、その修行がよいほうにあるのかは、こうして歩くことでようやく確かめられる。目に見える姿とは関係のない真に変わらぬ心持ちが正しいかどうかは、変わる景色の中でようやく見つかる。知らない道をこれからも歩きつづけ、本当によいものがどんなふうかを考えつづけなければならない。

2021/11/23 ぷち

ホームページをぷちリニューアルしました。コンテンツは変わらず、場所を入れ替えただけ。もともとブログからのお引っ越しだったので、ほとんど同じ形で日記をメインにしていたけれど、日記を少し後ろに回すことにしたというわけ。それ以上に深い意味はなし。今日はこれから山奥に行って散歩と温泉と食事です(修行)。おととい冬用タイヤに変えたので安心。

2021/11/15 エビパワー

昨夜、仕事が終わって家に戻ると、おかあさんがエビのお刺身を買ってきてくれてあった。「あやはひとつ多く食べていいでね」と、同じ数ずつ食べて余った一尾はわたしにくれた。本当はとてもそのエビが怖かったのだけれど、食べたらとても美味しくて、ニコニコした。その景色は美しかっただろうから、よかったと思う。
やることがいろいろあって夜はすこし遅く寝たのに、今朝は早くに目が覚めた。午前中のうちに、そろそろ書かなきゃと思っていた通信を丁寧に書いたり、20センチくらい窓を開けた車で楽譜を買いに行ったり、コンビニまで歩いてコピーをしに行ったりした。エビパワー。今も、仕事をしながら、コーヒーを飲みながら、日記を書いている。エビパワー。このあとは夜までみんなが来る。
ひとりきりの時にも再びエビが食べられるように、何とかやっていきたい。もうすぐ終わるものは時がくれば終わり、それが一番いいことだと思えるうちは歩き続けよう。日々誰かに話したかったことはすべて、わたしがちゃんと覚えていよう。とても前向きね。なぜならそれはエビパワーのおかげ。

2021/11/11 わたしだ

うつくしいこと。かわいいひと。わたしたちの友情。そのためにエビ(えび・海老)はある。わたしにはもう食べることができないのかもしれないけれど、食べるためのエビはなくなってしまったのだから、いい。エビはわたしだ。

2021/11/05 秋

天高く…。ハナミズキやヤマボウシの紅葉がいちばんきれいだと思う。特に夕方の陽を浴びているとき。ここ数日は窓の中から眺めていた。

[日記] Page Top